先日とあるテレビ局の下請け(制作会社)から電話で連絡が入りました。
「youtubeで既にある(当該テレビ局の)公式チャンネルの他に新たにチャンネルを立ち上げようという企画がありまして、特に包丁に特化して内容で制作する予定です。つきましては御社にご協力を・・・」
と言う内容でした。
普段ならテレビというだけで拒否反応が出る弊店ですが、ネット配信というところに若干興味が引かれまして話を聞くことになりました。
9月某日弊店までご足労いただき、制作会社の方とお話しました。
15分のコンテンツということでどんな内容にするのか話を聞いていましたが、今一つピンとこない話内容でして・・・。
それでもまぁやってみますか!ということで出演をお受けして話を進めました。
「それでは大変急で申し訳ありませんが一週間後に撮影ということで・・・」
『それは構わないけどその前に企画書というか、撮影手順というか、当日のスケジュールのようなものメールでいいから送ってくれますよね?』
「はい」
このようなやり取りがあり、いざ指定の日が来ます。
指定の日の朝、撮影のための魚を買いに(それだけのために)魚河岸へ行きました。
その前夜から嫌な予感がしていました。何故なら約束したはずの企画書の類が送られてこなかったからです。
それでも約束は約束なので私は魚河岸へ行き相手の希望する魚を仕入れ、店に戻ります。
撮影は午後2時からを予定していましたので、午前中の営業は通常通りこなし、休憩時間に入り午後2時まで待ちました・・・
が制作会社の方は来ません。結局午後4時30分まで待ちましたが結局来ず。
『やれやれ、だまされたか?まぁ実害は仕入れた魚の代金だけか』などと思いながらもモヤモヤしたまま夜の営業へ。
制作会社の方に企画がダメになる(無しになる)ならそれはそれで良いから、とは伝えてありましたが、何の連絡もないのは如何なものでしょう?
こちらから『何故来ないの?ちゃんと魚も用意したんだけど?』と連絡を入れることもできましたが(ちゃんと名刺をもらっていたので)、なんだかもう呆れ果てて連絡する気にもならなかったのが現実です。
『所詮メディアはそんなもんか』
全てのメディア関係者がそうであるとは思いませんが、テレビ局の取材を受けた過去を思い返しても取材通りの放映には至らず、局側の恣意的なストーリーに改編され、こちらの思う事や言いたいことなど微塵も放映されませんでした。
それ以来テレビ局は信用してません。
やはりネットであっても【映像】に関する業務はどうも勝手なことばかりする印象が強いです。
雑誌からのオファーは良くありますし、雑誌の取材は基本お受けする方針です。
(一部出版社を除く)しかし今回の件でテレビは元よりネット配信などの映像が関わる取材は金輪際お受けしない方が良いとの判断にいたりました。
本来ならば仕入れた魚の代金は支払ってほしいですし、私が指定日の午後2時からごご4時30分まで待っていたという拘束時間も考慮して足して支払ってほしいものです。
名刺の住所に請求書送ってみますかね?(笑
Youtubeで某テレビ局の公式チャンネルで【包丁に特化して外国人向け】のコンテンツがあったら要注意ですね。
私が使っている包丁が無断で掲載されていたら本当に法的措置を実行せねばならないでしょう。
やはり動画配信は自分でやるのが上策でしょうか(苦笑
今回はここまで、ありがとうございました。