魚河岸事情
築地から豊洲へ市場が移転してから3年が過ぎました。移転に関しては色々と問題があり、移転時期も延長されたりでちょっとした混乱がありました。
今はもう落ち着き・・・ましたかねぇ?
落ち着いたとは言えない事も多少はありますが、まぁ落ち着いているのでしょう。
昨今のコロナ禍の影響で市場内は元気がありません。
そしてコロナ禍を別としても移転当初から仲卸や付属商の撤退が相次いでおります。
移転する前から筆者が取引していたあるお店は「うちは豊洲に行かない、場外にも店舗があるのでそっちにいるから今後は場外へ買いに来てくれ。
うちの社長は豊洲は失敗して必ず築地へ(市場が)戻ってくるとふんでいる」と言われたことを思いだします。
築地時代と豊洲の賃料(仲卸の出店費用)がどれほど違うかは分かりませんが、確実に言える事は今まで付いてくれていた顧客が豊洲移転を機に廃業してしまったり、築地よりも遠くなったことを理由に買いに来なくなってしまって今まで通りの商いがしづらくなったという要因も大いにあるということでしょう。
そんな素地があるところへコロナ禍の猛打撃!繁華街の飲食店ばかりがマスコミに取り沙汰されますが、所謂関連業者も相当ツライという事です。
昔を懐かしんでばかりはいられませんが、もう少しなんとかならないかと願うばかりです。