「チャンチキ」ってなんだろう?
そう思う方は少なくないでしょう。
本来の「チャンチキ」は和楽器の一種で祭囃子(まつりばやし)などで使われる「摺り鉦」(すりがね:金属の打楽器)を指しますが、鮨屋における「チャンチキ」は祭囃子の太鼓の撥(ばち)を指します。
戦前(1945年以前)は一人前が握り五貫と海苔巻き二切れ(二本)。
当時のことですので、握りは勿論現代よりも大きかったようです。
そして海苔巻き(かんぴょう巻き)の二本を太鼓の撥に見立てて「五貫とチャンチキで一人前」としていたそうです。
当時はそれでお腹いっぱいになったとのこと、かなり握りが大きかったと推測されます。
弊店では令和7年7月よりこの「五貫チャンチキ」を正式にお品書きに登場させました。
過去にやっていたかと言えばそうではありません。
しかし代表的な鮨ネタを五貫(これを食べればその店が分かると言っても過言ではない)とやはり江戸前鮨として外せない「海苔巻き=干瓢巻き」をご提供することで弊店の基本的な味をお試しいただければと考えております。
本鮪の赤身・季節の白身魚・季節の〆魚・煮物(煮イカ)・玉子焼き、この五貫を食べればどこの鮨屋でも大体の感じがつかめるはずです。
また最近ではお決まりの一人前やコースの中に〆ものは愚か干瓢巻きさえ出さない店があるようですが、それは江戸前鮨を標榜しているのであれば恥ずべきことでしょう。
弊店ではこの「五貫チャンチキ」をベースに追加で2、3貫召し上がっていただくのが宜しいかと存じます。
勿論「五貫チャンチキ」だけで終えても構わないのです。
握りは若干大きめに握っております。
是非お試しください。